アプリ制作といえばObjective-cやjavaといったしっかりとしたプログラミング言語を学んでいないWeb系の人間にとってはとても敷居が高い分野だと思っていましたが、PhoneGapの存在を知ったことにより、Web系の人間がアプリ開発に踏み出せるかもしれないという希望が見えてきました。
PhoneGapで何ができるの?
PhoneGapを使うと難しいプログラミング言語を知らなくてもHTML+CSS+JavascriptだけでiPhone向け、Android向け両方のアプリが開発できるのです。
iPhoneアプリを作ろうと思い苦労してObjective-Cを学んだとしても
、Androidアプリを作るためには、全く別の言語であるJavaを習得しないとダメだったのですが。PhoneGapを使ってHTML5をプラットフォームとしたアプリなら、両方のOSに対応したアプリを制作することができるのです。
このようにiPhone・Androidなどマルチに対応させることをクロスプラットフォームといい、従来ではとても大変な作業だったのです。
PhoneGapでは、iPhone・Androidだけじゃなく、日本ではあまりみかけませんがBlackBerryやWindowsPhoneにも対応させることができるのです。
PhoneGapで作るハイブリットアプリとは
PhoneGapで作るハイブリットアプリはWebサイトのような構造を指定て、HTMLやJavascriptをそのままの形で、アプリに内蔵させるのでコンパイルをする必要なく、文字通りHTML5をそのまま「HTML5でアプリ開発ふぁできる」ということなのです。
PhoneGaoでアプリ開発をするために必要な知識
PhoneGapでアプリ開発をするためにはHTML5・CSS3・Javascriptの知識が必要です。Web開発の経験があれば、用意にアプリ開発に踏み出すことができるでしょう。
Javascriptはプログラミング言語なのでHTML+CSSに比べるととても奥が深く、完全に学びきるということは難しいです。Webデザイナーが不得意とする分野かもしれません。しかし簡単なアプリ開発するだけでしたら、必要最小限の知識だけでも大丈夫です。
最低でも3つの言語習得が必要ですが、Objective-CやJavaに比べるとずっと簡単で難易度が下がる分野なのでこれを機会しっかり学びなおしてみるといいかもしれませんね。
PhoneGapは万能ではない
クロスプラットフォームを簡単にできるハイブリットアプリで、習得言語も比較的容易ということで、アプリ開発に理想的と思うかもしれませんが、もちろんPhoneGapにも苦手なことはあります。
まだまだ発展途上で急速に進化を続けているPhoneGapですが、Objectiv-CやJavaでつくったアプリに圧倒的に劣っているのは動作のスピード。致命的というわけではありませんが、特にAndroidは苦手としています。
PhoneGapはあくまでもアプリを作るためのツールであり、ネイティブアプリに比べると成熟しきっていないアプリ開発の手法です。
今後は改善はされていきますが、デバッグにはかなり苦労する覚悟が必要です。