少し前のコーダー泣かせだったIE6、7のシェアがかなり減少し、もはや考えなくてもいいレベルになったといえるでしょう。そんな中、今もっともコーダーを泣かせる依頼がHTML5でIE8にも対応させるコーディングです。
今後のSEOを考えたり、インタラクティブで動的なサイトを作るのであれば、HTML5は避けて通れないですよね。さらにHTML5のバグが多いIE8で表示が崩れないようにコーディングはバグの内容を知らないと一苦労です。
そんな苦労をもろともしない圧倒的なスピードでクロスブラウザ対応させるコーディングテクニックがあるのです。
コーディング表示確認のデフォルトはIE8にしろ
googleクロムやfirefoxをデフォルトブラウザとして使っている人が多いと思いますが、サイト制作に関しては絶対にIEを使うべきです。HTML5のバグが多いIE8で基本の表示確認をすれば、後からIEデバッグに泣かされることはなく、クロスブラウザ対応ができるでしょう。
IE8で表示が崩れていなかったら他のブラウザでは問題なく表示できるはずです。
IE8でソースの表示ができるデバッグツールあるの?
IEの古いブラウザの表示を確認するツールはいくつかあります。有名なのはIETesterで、使っている人も多いんじゃないでしょうか
しかしこれでは古いIEの表示は確認できたとしても、ソースを見ることができないしデバッグも不可能じゃないでしょうか。
そこでオススメしたいのが、普通にInternet Explorerです。
Internet Explorerの新しいバージョン、現在では11ですが、F12の開発ツールがあり便利に使えます、さらにエンタープライズモードを有効にすることで、古いバージョンのブラウザで表示確認をすることができるのです。エミュレーションの設定でデフォルトをIE8にしておけば、圧倒的なコーディングのスピードアップにつながります。
HTML5のIE8対応をスピードコーディングするためには必要な環境設定ですね。
IEのエンタープライズモードを有効にする方法
IE11ではエンタープライズモードを有効にするのが少し面倒くさいです。
ここでは一番エンタープライズモードを有効にするのが面倒くさいWindows 8.1 無印でのやり方を紹介します。
Windows 8.1 無印にはIEのエンタープライズモードを有効にするためのgpedit.mscが実行できないので、手動でレジストリを操作するしか方法がありません。
ファイル名を指定して実行からregedit(レジストリエディター)を起動させます。
キーは、HKEY_LOCAL_MACHINESOFTWAREPoliciesMicrosoftInternet ExplorerMainEnterpriseMode この位置です。
EnterpriseModeここに新規文字列でEnableを作成すればOK
こんな感じね↓
後はIEを起動させ、ツールからエンタープライズモードを有効にするだけです。
わかっちゃえば簡単だね。