初心者がAWSを利用する時、何を注意すればいいと思いますか?
それは、管理です。
AWSは料金が従量制となっていますので、初心者プログラマーが何も知らずにAWSを使い始めると、後々とんでもない料金を請求されてしまう危険性があります。
取り返しのつかない問題になる前に、AWSの管理ツールについて知っておかなければいけません。
今回はAWS初心者向けにAWSの管理ツールについて解説していきます。
AWSを放置してはいけない
AWSは必要なサービスを必要な分だけ使い、使った分だけ料金を払うという従量制の料金システムになっています。
この料金システムは親切だと思うかもしれませんが、デメリットもあります。
それは、知識のない人が放置していると高額な料金を請求される危険性があるというところです。
AWSは設定の自由度が高いので、自分に最適になるようにちゃんと管理しておかないと不要な料金が支払うことになってしまいます。
これはAWSに限らずクラウド系のサーバー全般に言えるけど、放置はかなり危険なのです。
上手にAWS管理して、最適な料金になるようにAWSでは様々な管理ツールが準備されています。
初心者はまず、この管理ツールの使い方から覚えると良いでしょう。
AWSを最適な設定にするための管理ツール
AWSには現状を把握しやすくするためのツールだったり、設定を自動化するようなツールがあります。
こういったものを使って自分に最適な設定をしていかなければいけません。
さらに、これらのツールを使うためには、サーバーエンジニアのような専門知識が必要ないのです。
Webブラウザで操作でき、パソコンからログインすれば誰でも設定可能です。
そのツールをいくつか紹介していきます。
マネジメントコンソール
これは、サーバーのサービス設定をブラウザか操作するためのものです。
ツールというか単純に画面ですね。
CLI
もちろん、コマンドラインツールも存在します。
こちらは、マネジメントコンソールでは操作できないような設定を、コマンドラインでで操作することができます。
IAM
サービスを利用するユーザーアカウントです。
AWSアカウントはrootユーザー(管理者)になっていますので、基本的にこちらのIAMを利用した方が安全です。
一括管理もできますので、ユーザー管理はしやすくなっています。
コストマネジメント
グラフでコストを確認できます。
予算に基づいた管理も可能です。
CloudWatch
監視ツールです。
しきい値が超えたときにアクションを設定することもできます。
これらのツールを使って、最適になるように管理していきます。
AWSアカウントの扱い方
AWSアカウントを作るにはクレジットカード登録が必要ですね。
Appleと似ていますね。
料金が発生したら引落されるようになりますので、ご注意ください。
AWSアカウント一つで複数のプロジェクトを運営する場合、料金が曖昧になり管理が難しくなってしまいます。
管理をしやすくするために、プロジェクト毎にアカウント設定すると良いでしょう。
そして、AWSアカウントは全ての操作ができるrootユーザー(管理者)になっていますので、こちらの扱いには細心の注意が必要です。
rootユーザーでのミスは致命傷だし、乗っ取られたら非常にめんどくさいことになってしまいます。
そこで、IAMを利用するのです。
IAMはサービスを使用するだけのユーザーとして用意されていますので、AWSではIAMを利用するのが一般的な使い方なのです。
自分に合わせてカスタマイズ
AWSはサービスを利用するのも停止するのも簡単にできます。
サービスの設定もブラウザからすぐに変更することができるのです。
一度設定したものを放置するような使い方はAWSではやりません。
現状を把握して、そのための最適んサービスを利用し設定変更をしていくことで料金を最低限に抑えることができるのです。
まとめ
- AWSには便利な管理ツールが準備されています。
- 管理ツールを使って自分の状況を把握。
- AWSを始めるにはAWSアカウントを作りますが、rootユーザーなので注意が必要。
- 自分の状況を把握し最適な設定にカスタマイズしていきます。
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