今回はプログラミング初心者向けにlaravelの開発環境構築について解説していきます。
macでの開発環境となりますので、ウィンドウズの人は参考になりにくいかもしれません。
laravelの開発環境に必要なもの
laravelに必要なものは二つです。
- PHP環境
- composer(コンポーザー)
laravelはphp環境が必要です。
現時点のlaravelは6.xはphp7.2以上が必要です。
なんか上手く行かないなと思ったらphpのバージョンを確認してみてください。
ターミナルでphpのバージョン確認コマンドはこちら。
確認コマンド
$ php -v
次にcomposerですが、これなにかわかりますか?
phpのライブラリを管理してくれるパッケージ管理ツールです。
コマンド一つでライブラリのインストール・アンインストールができるようになるので、php開発をするのであれば必須のツールです。
まずはcomposerをpcにインストールしてください。
こちらからダウンロードすることができます。
→ https://getcomposer.org/download/
「英語だからやり方がよくわからない!」そんなプログラミング初心者の皆さんは、「composer インストール」で検索するといろんな人が解説記事を出してくれているので、それらを参考にしてみてください。
composerのインストールが完了しましたら、これを使ってlaravelをインストールします。
composerでlaravelのインストール
ターミナルでcomposerのコマンドを実行して、laravelのインストラーをダウンロードします。
composerのコマンド
composer global require laravel/installer
インストールが完了したら環境変数を設定し、laravelのコマンドを実行できるようにします。
環境変数の設定
export PATH=$HOME/.composer/vendor/bin:$PATH
source ~/.bash_profile
laravelのコマンドで正しくバージョンを確認できたら完成です。
バージョン確認コマンド
laravel --version
ここまでできたら環境の準備は整いました。
laravelでアプリ制作
それでは、実際にアプリを制作するところまでやってみましょう。
laravelで用意されているテンプレートを確認してみます。
新規アプリの作成
作業ディレクトリを作成し、作成したディレクトリに移動して以下のコマンドを実行します。
新規アプリ作成コマンド
laravel new myapp
途中でエラーメッセージが出る場合は、phpバージョンに問題があるかもしれません。
エラーメッセージをよく見て対処してください。
アプリの構造確認
laravel new myappを実行した後、フォルダの中身の構造はこのようになっています。
myapp(アプリルート)
┠app(アプリ本体のコード)
┃ ┠Console(コンソールアプリ)
┃ ┠Exceptions(例外処理)
┃ ┠Http(※Webアプリ)
┃ ┗Providers(プロバイダー)
┠bootstrap(アプリ起動時に実行)
┠config(※アプリ共通の設定)
┠database(データベース関連)
┠public(公開フォルダー、js、css)
┠resources(※利用するソース)
┠routes(※ルーティング)
┠storage(ファイル保存)
┠tests(テスト)
┠vendor(laravel本体のライブラリー)
┠artisan(laravelで利用するコマンド)
┠composer.json(composerの設定)
┠package.json(npmの設定)
┠phpunit.xml(テストツール)
┗server.php(サーバー起動時に実行)
様々のファイルがありますが、重要なのは※がついているものです。
初心者の皆さんはとりあえず、始めから全てを把握しようとすると混乱するかもしれないので、最低限※のついあたものだけでも覚えてください。
徐々に理解を広げていくと良いでしょう。
アプリの実行
アプリを実行しますが、laravelでは開発用のサーバーが準備されていますので、コマンド実行すれば表示を確認できます。
アプリルートに移動
cd myapp
開発サーバーの起動
php artisan serve
これで、http://127.0.0.1:800(http://localhost:8000)にアクセスするとlaravelのページが表示できるようになっています。
開発サーバーは「ctrl + c」でシャットダウンすることができます。
Apacheサーバーで実行
開発サーバーでの確認はあくまでも開発環境なので、本番環境により近い形で確認するためにはAppacheやNginxのWebサーバーで確認する必要があります。
今回は初心者向けなので、一番簡単にApacheが使えるMAMPを利用していきます。
MAMPでドキュメントルートをmyapp/publicに設定します。
そうすると、http://localhost:8888でアプリを実行できるようになります。
laravelはMAMPで動かすことができるので便利ですね。
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