注意を向けた情報はとりあえず短期記憶として蓄積されます。そこから長期記憶に記憶を移行させるためには繰り返し思い出すことが必要となります。
繰り返し思い出すことを繰り返すことで脳の情報伝達のネットワークが変化し記憶の引き出しが簡単にできるようになります。
記憶力アップとの秘訣は思い出す練習が肝心ということなのだ。
思い出しやすくするための想起練習
想起を繰り返すことは記憶の強化に一番直結しているのだが、正しい反復ができていない人がほとんどだ。
一時的に覚えた記憶というのはほぼ意味がないといってもいいだろう。本当に必要な記憶というのは一定時間後に思い出す事ができるかどうかにかかっている。
記憶の正しい想起の練習
いくら口に出したり、紙に書いて反復して記憶しようとしても長期記憶に移行することはできない。
長期記憶から情報を引き出せているかどうかを確認するためには、短期記憶に情報が残っている状態で思い出しても意味がない。
まずは短期記憶の保持期間の目あすである5〜30秒の間隔を開けて、繰り返すこととよいだろう。
そして徐々に間隔を開けていく。
・数分
・数時間
・一日
・一週間
ここまできて記憶できているものであれば、間違いなく長期記憶として脳に刻まれたはずだ。
この記憶法は重要な部分であり、大半の東大生は特殊な記憶術は使わずに、この想起練習だけで入学試験を突破しているだろう。
記憶力を高めるためには、正しい想起練習を行い長期記憶に情報を蓄積することだ。