情報を記憶する流れは三段階に分かれています。
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感覚記憶
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短期記憶
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長期記憶
すべての記憶はこの3つを経て脳に情報を定着させています。
全ての情報を受け取る感覚記憶
人間の五感は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚ですよね。この五感使って外界から絶えず情報が入ってきます。
記憶というよりも刺激に近いでしょう。ごく短時間だけ感覚記憶としてとどまり、刺激がなくなったあと1〜3秒もすれば消えてしまいます。脳にはほとん定着はしません。
短期記憶として情報を記憶する方法
感覚記憶から短期記憶になるかどうかは注意を向けるかどうかです。刺激が強かったりすると、別に意識しなくてもそこに注意が向くので短期記憶となりますが。
短期記憶とは詠んで時のごとく短時間だけ脳に保存できます。頭の中に描いている時だけで、描くのをやめたら15〜30秒ほどで消えてしまいます。
なぜこのような記憶には機能があるのでしょうか?
短期記憶は別名ワーキングメモリーと言われていて、計算・読書・推理をパッと行う役割を持っています。
一時的に短期記憶に情報をいれて、その情報をもとに思考を巡らせているのです。
脳のワーキングメモリーは記憶力とは関係ないですが、頭のいい人や仕事が速い人はワーキングメモリーを上手に使えているのです。ワーキングメモリーの上手な使い方はまた別の機会にお話したいと思います。
使い勝手はいいが容量は少ないというのが短期記憶ということだ。短期記憶と長期記憶の歓喜会はパソコンのメモリとHDDの関係に似ていますね。
次回は記憶力のとても大事な部分、長期記憶についてお話したいと思います。