「自分の時間を取り戻す」独立・起業を目指す会社員の働き方

自分の時間を取り戻すための働き方を考える

「自分の時間を取り戻そう」という新刊が出版されてかなり売れているようだ。仕事をして、生活をしていくために自分の時間を削ることは仕方がないことと諦めている人は多い。これが普通なんだと言い聞かせて、日々を耐えて働き続けていた人の価値観を揺さぶる本のタイトルですよね。

時間をつくるためには生産性を見直す

経営者や上司がよく言うのは、生産性を上げれば残業も減り、抱えている仕事量も減り、家庭と仕事の両立ができる。そんなのは当たり前で、口で言うのは簡単なこと。残業を減らせ減らせと言われたから、タイムカードを定時で切ってサービス残業をするようになっていては意味がない。

残念ながら会社の中には、生産性をあげるために具体的に何をどうすればいいのかを教えてくれる人はいない。経営者も上司も同僚も誰も答えを持っていないのだ。

電通の過労自殺事件を経て

電通が働き過ぎで寿命が縮むという噂は昔からありましたよね。そんな職場で働かなければ若くして過労自殺してしまうなんて悲劇が生まれることはないのですが、それでもネームバリューがゆえなのか電通で働きたいというエリート学生は多い。

厚生労働省によると、仕事が原因となり精神障害を患った件数が、15年前の7倍になっているらしい。うつ病だけの件数なら桁が違う倍率で増加している。このような現状を目の当たりにして政府も動かないわけにはいかないでしょうが、なんらかの政策を打ち出すとは思いますが、だからといって今自分で抱えている仕事が減るわけでもないし、結局は自分でどうにかするしかないでしょう。

独立・起業をするなら働き方を見直す

こだわりを持ち非効率であるということを是とする人間が少なからずいます。効率を追い求めると、自分の仕事が奪われるんじゃないかという不安に思うからでしょう。

どんなに抵抗したところで、近い将来、確実にかなりの仕事が機械に奪われてしまはずです。あまり頭を使う必要がない作業のような仕事は特にその対象になると考えられていましたが、どうやらそれだけではないようです。人工知能の発達により、作業的な労働に限らず機械の方が効率的に仕事ができてしまうようになりました。このような事態を受け入れられるかどうかで仕事に対する考え方がかなり変わるんじゃないでしょうか。

裁判官なんかも機械化できるような気がしますよね。過去の膨大な判例のビッグデータをデータベース化し、今の状況にマッチするような内容を検索エンジン引っ張り出せばいいと。なんとなくどんな仕組みを作ればいいのかわかってきます。機会に判決をくだされてそれに従えるかどうかはわかりませんがね。

会社員を辞めて独立・起業を考えているのであれば、PCに任せられる仕事は徹底してPCに任せられるようになるスキルが必要です。人を雇って人件費や余計な経費をさくよりもよっぽど低コストでリスクも低いのですから。

テンプレート、パッチワークのような仕組みで仕事を進めていいものはどんどん仕組みに当てはめていく。簡単な仕事と重要な仕事の住み分けがしっかりできていると、仕事の効率性はかなりあがります。

重要性が低い仕事に時間をかけて自己満足しているようじゃいつまでたっても残業なんて減らすことはできませんよね。新しい工程を考えるのは多少体力が必要かもしれませんが、ムダを省く努力を惜しまないことが仕事の効率性を上げ自分の時間を取り戻すための最適な方法だとこの本には書いてあります。

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