優秀なビジネスマンや起業家になるために必要な記憶力は誰でも身につけることができる、と前回話しました。
記憶力だけの話ではないのですが、なにかスキルを身につけるためには、その仕組を理解することがとても大切です。
全体像がある程度見えた状態で細部をみてみると理解力が格段に上がるんですよ。
なのでここでは、記憶のメカニズムについて簡単に説明していきます。
脳はどのような過程で情報を記憶として定着させているのか。そして記憶をスムーズに引っ張り出して情報として活用しているのでしょうか。
情報を記憶するまでの過程
一般的に記憶というと、何かを覚えると認識しているかもしれません。しかしこれは記憶のほんの一部に過ぎないのです。
記憶したところで、その情報を必要なときにさっと取り出して活用できなかればなんの意味もありません。
ここでいう記憶力とは、情報が入ってから出ていくまでのことをいうのです。
記憶のメカニズムを3つに分ける
脳の記憶力とは3つの機能から成り立っています。
1,情報の取り込み、記銘
2,情報の保存
3,情報の取り出し、検索
情報の取り込む(記銘)
記銘の感じのごとく、情報を記すということ。銘という感じは肝に銘ずで使われていますね。他にも感銘を受けるなど。
情報を内部に取り込む、覚えるという部分になります。
情報の保存
取り込んだ情報を一定時間保存するという機能です。
情報の取り出し(検索)
取り込んだ記憶を一定時間保存した後に取り出す機能です。
オーディオプレイヤーでいうと再生すること。パソコンでいうとファイルを開くこと。
一般的な言葉ていうと思い出すということになります。脳にはたくさんの情報が記憶されているので、その中から必要な情報を検索して探し出すということです。
たくさんの情報から探し出す過程
記憶力とは3つ機能が正常に働いているかどうか
記憶の機能は一つでもかけていたら正常に機能しません。3つの機能を正しく扱うことにより記憶力を向上させることができるのです。
また、記憶には短期記憶と長期記憶があるのですが、仕事に有効活用できる記憶は長期記憶のみです。
短期記憶が必要な状況なんて一夜漬けのテスト勉強くらいしかないかもしれませんがね。
次回では長期記憶と短期記憶についてとなります。