この人は、社会人としてのキャリは長いけど全然スキルが低いなんて思ったことありませんか?逆にぜんぜん社会人経験なんてない学生であるにもかかわらず驚くほどスキルが高い人もいます。
この2人はなんでこんなに差が開いてしまったのか。2人の潜在能力には
さほど違いはなかったはずです。ちょっとした考え方の違いでここまで差が開いてしまったのでしょう。
人に教わることに慣れてしまう危険性
何か新しい学ぶときに、優れた先生・指導者がいると上達が早いと言われています。果たしてこれはIT業界で仕事するうえでも正しいことなのでしょうか?
僕は中学校の勉強の成績がすこぶる良かったです。テストでは基本的に90点代は簡単に取っていました。その理由は別に頭がよかったとか優秀だったからというわけではありません。ただ塾に通って、そこで勉強していたからです。
塾の先生は学校の先生よりも教え方がとても上手で、勉強のやる気を引き出してくれことにも秀でていました。それが仕事なんで当たり前かもしれませんがね。
学校の授業態度は悪く、宿題も適当で、自発的に自宅学習をするような習慣は一切ありませんでしたが成績だけはよかったです。
中学生の頃はそれでもよかったのかもしれませんが、中学を卒業し同時に塾に通う
こともなくなってから状況は一変。高校生ではおちこぼれのレッテルを貼られ、成績は学年の底辺、一歩間違えれば留年しかねないところまで堕ちてしまいました。
僕は、自発的に勉強するということが全くできなくなっていたのです。自宅で予習復習をするなんてことはもちろん、学校の授業を真面目に聞くことすらできなくなっていました。この悪い習慣を取り除くことにはかなり苦労し、大学生になってからも治らなかったです。
発展の著しいIT業界で受け身は危険
受け身のモチベーションでIT業界で仕事をしていたら確実に差が開く一方でしょう。誰かに教えてもらえないと新しいことを身につけることができないということは、緩やかな低下をしていること同意義です。
通信にしてもデバイスにしても、IT業界はさらに発展をしていくことは間違いありません。それと同時にネット上には大量の情報があふれ、自発的に何かを学ぼうと思えばいくらでも広くも深くも学ぶことができるようになります。そんな世の中で情報の取捨選択、取り込みに秀でた人はどんどん先に進んでいくでしょう。その先に進むスピードは計り知れず、さらに加速していくはずです。
今まで覚えたことは無駄になることも多い
新しい事を身につけ、今までやってきたことを全く使わなくなるなんてことはよくあります。今まで積んできたキャリアに自信・プライドを持っていると、新しいことを受け入れたくないと感じる気持ちもわかります。
でもそれは、そろばんのスキルが高い人が電卓を否定し、かたくなにそろばんを使っていることと同じなんじゃないでしょうかね。新しいことを身につけて古いやり方を捨てるのはどんどんやる必要があることだと思います。
過去の実績やキャリアなんて、どうでもいいと思っています。昔話自慢をする人ってたまにいますが、本当に何の意味があるのかと疑問に思います。過去の経験を踏まえ今後どう活かすか、活かす必要がないものはさっさと忘れる。これが新しいことを吸収しやすくするためのマインドセットなんじゃないでしょうかと僕は思っています。
歳をとると新しいことが覚えられなくなる?
歳をとると新しいことが覚えられなくなるってよく言われていますが、それって単に脳が老化してるわけじゃないような気がします。キャリアを積むとプライドが高くなり頑固になってしまうことが原因なんじゃないかと思います。
まだそこまで新しいことを受け入れ難い年齢ってわけでもないのでわかりませんが、歳を取っても新しいことを受け入れられるような脳の作りにしておきたいですね。
あとは40歳になる前にどこまで詰め込めるかっていうのが大事なのかなとも思っています。
終身雇用・年功序列が破綻しているような今な時代で、生き残るためには、ただ毎日会社にいって辛いことに耐えてさえいれば、それなりの賃金がもらえるようになるわけじゃありません。
年齢に甘えて新しいことを学ぶ姿勢を忘れないようにしなくてはいけないなとよく考えるようになりました。会社員をやめて独立開業・フリーランスで働く道を選ぶのであれば尚更ですね。