今回のテーマは今後の人生プランについてもう一度考え直した方がいいというテーマについて話していきます。
人生のプランを昔と同じように考えていたら、危険だということです。
昔の王道人生プランが通用しない
今の働き方の仕組みはいろいろ変わってきたとはいえ、高度経済成長期が基盤となっています。
良い大学を出て、正社員として就職し、老後は年金をもらってゆっくり生活するもしてというのが常識的な考え方ですよね。
しかし、ある程度成長しきってしまった現代の日本では高度経済成長期の人と同じような人生プランが通用するはずがないのです。
少子高齢化だとか年金問題だとかは、ニュースで耳にタコができるくらい聞きましたよね。
誰がなんと言おうと、少子高齢化で年金制度が破綻のに向かっているということ。
国は全部面倒見きれなくなり自助努力をするべきという発表も話題になりましたよね。
昔の制度そのままで行こうとすると、長生きすることでどんどん不幸になってしまうのだ。
- 日本をダメな方向に持って行ってる政治家が悪いんだ!
- 外国人が日本を食い物にしてるから悪いんだ!
- AIなんかつくって人間の仕事を奪うから悪いんだ!
- 若者が正社員にならずフリーターばっかりやってるから悪いんだ!
この手の批判は聞いたことがありますが、果たして正しい意見なんでしょうか?
少子高齢化で働き手が減って年金生活をする老人が増えたんだから制度破綻は当たり前だと、本当はみんなわかっているはずです。
現実を受け止められない人が不平不満を言ったりデモを行っているんじゃないかなと僕は思います。
次に終身雇用についてですが、この制度も破綻の一途をたどりそうだ。
正社員という制度も高度経済成長期に作られたものだし今の時代にマッチしてないのは言うまでもない。
中小零細企業はもちろんですが、大企業ですら終身雇用はキツイと言い始めているのだ。
今の法律では正社員を一方的に解雇できないので、早期退職を募るといった形式で不要な人材はどんどんカットされていくだろう。
大学卒業して、安定した大企業の正社員となり60歳まで働き、年金で老後をゆっくり過ごすという人生の王道プランはもはや通用しなくなるということだ。
新しい生き方を模索する
「教育→仕事→引退」というみんなが頭に思い浮かべていた人生の大まかな道しるべはもはや無意味だ。
もの凄いスピードで変化する未来を誰も予測できないから、このやり方をすれば間違いないというプランはもはや無くなったと言えるだろう。
未来を幸せに生きるために必要なのは現状に合わせて流動的に変化する力身につけるしかないと思う。
サラリーマンを否定はしないけど、一生サラリーマンやってるのが当たり前で、これさえやってれば間違い無いという凝り固まった考え方をしてしまうのは危うい。
サラリーマンをやるのも自由、やらないのも自由、辞めた後また始めるのも自由で、どの選択が自分に合っているのか見極めれば良いのじゃないだろうか。
一度フリーランスになって会社員を辞めたら、もうそっちの道しかなくなって戻ってこれないとか、一度会社に所属したら定年までそこで働き続けなければないとかそういった考えはなくなっていくだろう。
学歴・スキル・年齢は関係なく、世の中にとって価値のある人間だったら仕事があるし、無価値だったら仕事に困ってしまうだろう。
歳をとっても働き続けるためにやっておくこと
人生が長くなったんだから、親世代より長く働き続けなきゃいけないのは間違いない。
年金がどうなるかわからない今、お金持ちにならない限り体が健康なら仕事を続けることになるだろう。
老後の悠々自適というのも裏を返すと暇すぎて孤独という場合もあるし、働き続けるというのことを悲観的に考える必要はありません。
とにかく歳を重ねると仕事がなくなってしまうというのは間違っています。
厳し言い方をすると、自分が世の中にとって価値がなないことを年齢のせいにしているんじゃないだろうか。
価値のある人間になるために蓄える必要があるモノは3つあります。
- 人との繋がり
- 知識やスキル
- 健康
これら形には残らないですが立派な無形財産です。
無形資産は直接的にお金にはならないけど、どれだけ持っているかで自分の価値がなんとなく見えてきます。
これらを蓄えることをせずに正社員といった制度に頼りっぱなしにしているのが危険なのだ。
会社の付き合いだからといって毎晩飲み歩き、運動もせず太ってしまいストレスで体がボロボロ。
体にガタがくるのも早いでしょう。
家庭や会社以外の友人との付き合いを疎かにしていると、会社を辞めた時残っているものはなんでしょうか?
会社の付き合いなんてのは、辞めてしまったらほとんどなくなってしまいます。
不健康でなんと取り柄もない孤独なおじさんと新しく仕事をしたいと思う人はあまりいないですよ。
正社員をやめてフリーランスになったり起業するのが正しいことだとは思いません。
正社員だろうとフリーランスだろうと無形資産を蓄えようとしないのは、間違いなく間違っていると言えるでしょう。
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